Aさんのニュージーランド移住生活インタビュー

Aさんのニュージーランド移住への道

2013年8月:当社移住・留学セミナー参加、個別相談会参加

2014年3月:会社退職

2014年4月:ニュージーランド本渡航

2014年4月~9月:語学学校(AEA)通学

2014年9月~2015年8月:専門学校(ICL Graduate Diploma in Interenational Business Innovation Level7)通学

2015年8月:Post Study Work Visa取得

2015年9月~10月:NZ企業就職 営業職

2015年11月~:NZ企業就職 私立専門学校Japanese Marketer

(インタビューは2016年4月)

 

ニュージーランドに渡航(移住・留学)をしようと思った理由を教えてください

はい。まず、もともと海外で仕事をしたいという漠然とした夢がありました。それまで勤めていた会社でも海外事業部への異動希望を出していまして、英語の勉強などをしていましたが、それがあまりうまくいかなくて、やっぱり自力で、まずは海外に出てみようと思ったのが、移住というか日本を出るきっかけです。

ニュージーランドを選んだのは、安心・安全という部分と日本からの渡航者が少ないというのも理由の一つです。あと、自分の中でアメリカがすごく遠かったので、勉強するんだったらニュージーランドとかオーストラリアがなんとなく留学にはいいのかなという印象で決めました。

 

いろいろなエージェントへの問い合わせはしましたか?

エージェントは御社(ダウンタウンデスク)ともう一社だけで、もう一社は説明会だけいきました。もう1社は、自分とは違う層をターゲットにしている気がして、自分には合わないなって思いました。御社には、最初説明会にお邪魔して、その後、個別面談をしていただいて、その時に決めました。説明会も良かったんですけど、個別面談でお話できたのが大きかったですね。

 

語学学校はどうやって決めましたか?(渡航前、渡航後、決め手など)

語学学校は渡航前に日本で決めました。学校の情報収集も自分では全くせず、こちらから希望を出して、御社から数校ご紹介いただきました。こちらからお伝えしたのは、それほど小さすぎず、それほど国籍比率などの偏りがない学校ということでした。あまり学校のこともわからないので、その希望だけをお伝えしてご紹介をいただいた中から決めました。特に金額を気にしていなかったんですけど、24週の申し込みの長期割引があって、24週申し込みました。最終的に、候補の中からサイトを見て決めました。

 

ご通学された語学学校名、コース、期間を教えてください

AEA(Auckland English Academy)の一般英語コース(communication English Programme)に24週間申し込みました。始めのクラスはIntermediateでした。6週間後にIETSのコースに移りました。

 

語学学校の様子、感想を教えてください(苦労したことや、良かったことを含めて)

苦労したことは…そうですね、他の生徒と年齢差があったことです。自分よりも若い子たちが多くて、自分も最初入ったばかりでまだ慣れない間は大変でした。でも先生がすごく明るい先生だったので、引っ張られるように毎日学校に通って、それから少しして、ひとり韓国人の年の近いお友達ができて、すごく優しくしてくれたので、それでずいぶんクラスにも慣れました。IELTSコースはライティングの勉強が良かったです。

私、本当にライティングができなくて(笑) これは、後で行く専門学校につながるんですけど、専門学校では宿題ですごい苦労したんですね。でもIELTSコースでしっかりライティングの勉強をしたことが、あとあと、専門学校の課題をするときにすごい役に立ったんです。もうあれがなかったら、いきなり2000字とか3000字とか言われても書けなかったと思います。IELTSのテスト自体は結局受けていないんですけど、IELTSの勉強ってただの試験対策の勉強じゃなかったんだなって今、思います。それがすごく良かったです。専門学校は専門的なことを学ぶところで、英語は教えてくれないので。

 

語学学校外でどのくらい勉強をしましたか?

毎日宿題があったので、宿題を含めて毎日2時間は勉強してました。

 

専門コースをどう考えてお決めになられたか教えてください。 (日本でのご職業を教えてください)

日本では一般企業で営業職だったので、こちらに来て働くっていうときに、いったい何ができるんだろうって思って。仕事を得るためだけであれば、それこそ、キャリアをがらっと変えるって選択肢もあったんでしょうけど、最初の御社のセミナー後の個別面談の時に、代表の寺西さんから、いろんな専門職を学ぶ学校もあるけれど、本当にそういうことがやりたいんですか? って指摘いただいて。

それで、そうじゃないなと。自分がやりたいのは今までの仕事を生かした何かであって、ニュージーランドのために今までのモノをすべて変える必要はないな、それは望んでいないなって気づけたんです。それで自分のキャリアを生かすためにマーケティングコース、ビジネスコースを選びました。

 

ご通学された学校名、専門コース、期間を教えてください

ICLのGraduate Diploma in Bussiness(International Business Innovation)です。1年間のコースでした。24週間AEAに通学中に校内テストを受験して、それに合格して専門学校に入学しました。IELTSのスコアで入学する人もいますけど、私は校内テストを受けたので、結局IELTSは受験していないです。校内テストってどの程度難しいかわからないですけど、校内なので形式的なもので行けるかな、って勝手に思ってました( <注>もちろん基準を満たしていないと入学できません!)

 

専門学校/の様子、感想を教えてください(苦労したことや、良かったことを含めて)

専門学校は語学学校とは全然違って、英語は教えてもらえませんし、先生も当然ネイティブスピードで話すので大変でしたね。それまでに約6か月学校に通ってきたので、言っていることがまったくチンプンカンプンでわからないということはないんですけど、英語ネイティブではない先生もいます。フィリピン、バングラディッシュ、チリなど、インターナショナルな先生たちだったので、なまりとかもあって聞き辛いこともありました。

クラスメイトはインド人と中国人が半々くらいで、その中で課題をグループワークですることもありました。日本の学校の授業でグループワークするのとは全然違って、間違っている方向に行っているなと思っても、黙っているとそのまま進んでいってしまうので、とにかく言わないと取り残されるんです。わからないから黙っていたり、それでいいやと思ってしまうと、結局自分が理解できない方向に進んでしまって課題ができないとか。実際、そういうことで課題を落としたりしているという話を聞くので。なんとしても卒業したかったので、そこはしっかりやりました。でも、そういう状況に慣れてなかったのですごく大変でした。

グループも毎回同じではないので、グループによっては課題をしてこない人がいたり、きちんとしない人がいたりすると、ちゃんとやってと言ったり、私がやっていない人の分をやってしまったり。本当はしないほうがいいかなと思ったりもしたんですけど、結局やってしまいましたね。そこはよくなかったなという反省点ではあるんですけど。やっぱり時間がない中での課題なので、間に合わせるためには私がやるしかないな、とか。でも、ひとり協力者というか一緒に頑張ってくれる子がいて、二人で協力してなんとか課題を終わらせてましたね。授業自体も課題も大変だったんですけど、それ以外の部分でもいろいろと難しかったですね。 良かったことは、無事に卒業できて今こうして働いていることですね。専門学校って強制的に課題をやらされるじゃないですか。あれはあれで英語のスキルがすごく上がったし、限られた時間で課題をこなしたことが自信につながったり、今の仕事にも活きているので、そこは良かったですね。それと、いろんな国の人と知り合えて異文化に触れられたことも良かったなって思います。

専門学校時代は、授業外でどのくらい勉強をしましたか?

すごくしましたよ!!学校以外の時間もほとんどずっと勉強してました。家に帰ってからももちろんですし、テスト前とかは夜中までやっていましたし…1日平均4時間くらいは勉強していました。もちろん土日もしましたよ。まぁ、できなかったからなんですけどね(笑)。

 

専門コース卒業後、現在のお仕事に就かれるまでの経緯を教えてください

卒業時は今とは別の会社に就職しました。営業の仕事でしたね。その会社には、卒業間際に、就職活動をしていて見つけました。在学中には週20時間のアルバイトをしていて、卒業後、ジョブサーチビザ(Post Study Work Visa)が出てからフルタイムで働くようになりました。

その後、今の仕事(後述)に転職しました。実は前の会社の経営者が結構パワハラ(パワーハラスメント)な感じだったんです。自分が何かされたっていうよりは、毎日怒鳴っていて、お客様がいてもいなくても怒鳴っていて。しかもその社長とマネージャーの間もうまくいっていなくて…人間関係が原因ですね。せっかくニュージーランドまできて、こういう環境を我慢して働くのもなぁと思って。なんか他でも働けるかなって漠然とした自身というか希望があって、まずは辞めようと。次の就職では、もともといた業界が土日勤務が当たり前だったので、土日休みの業界で営業職で働けないかなと思っていました。現在の仕事は、専門学校の日本人マーケッターなんですが、本当にたまたま求人サイトを見ていたら、募集があったんです。前の仕事を辞めてから次の仕事が見つかるまでは1か月だったので、ラッキーでした。ほとんど返事が来なかったんですけど、CVはいろんな会社に、そうですね、20社くらいは出しました。返事は来たのはそのうちの2社で、面接を受けられたのは今の職場だけでした。

 

現在お仕事内容について教えてください

専門学校と語学学校のマーケッターです。日本人の学生さんを呼び込む仕事といいますか、私どもの学校に来ていただくようにするお仕事ということだったので、自分が今までやってきた仕事とつながっています。具体的には留学エージェントさんにご連絡したり、ブログやフェイスブックなどのソーシャルメディアを使っての広告活動ですとか、プロモーションを企画したりというようなことをしますね。 それ以外に、学校にいらっしゃる学生さんのケアも行います。

 

お仕事をしていて楽しい面、大変なことを教えてください

各国のマーケッターさんがいるんですけど、国際色が豊かでみなさんお仕事経験も豊富なんです。みなさん各国のマーケットについて詳しくて、いろいろなことを教えていただけたり、それぞれの国の文化を知ることができて楽しいですね。

大変なのは、私がこの業界がまったく初めてなので、ニュージーランドの教育のこと、ビザのことなど、間違いがあってはいけないので、そこをひとつづつ学んでいく知ることですね。そこはやりがいでもありますけど、苦労してるところでもありますね。

 

今後、考えていらっしゃる、あるいは目指していることを教えてください

まずは、この業界に入ったので、一人前のマーケッターになる、自分で自信を持って仕事ができるようになる、というのが目標ですね。永住権については取れたらいいなと思いますけど、こだわってないです。家族や親に何かあったり、状況によっては日本に帰りたいと思うでしょうし。ワークビザでも自分が希望する期間をこの国で働けたらいいなと思っています。

 

ニュージーランド渡航準備はどのくらいかかりましたか?

2013年8月の終わりにダウンタンデスクさんの個別相談で渡航を決めて、2014年の3月に仕事をやめました。ただ、本格的に渡航準備をしたのは3か月くらいだと思います。

 

ニュージーランド渡航準備で一番大変だったことを教えてください

ビザが下りるのかどうかが一番心配でした。準備で特に大変だと感じたことはなかったです。

 

渡航後いちばん苦労されたことは何ですか?

なんだろう…う~ん、やっぱり学校、勉強ですね。一番大変だったのは。。。

 

渡航前にしておけば良かったと思っていることを教えてください

えーと。渡航前には…英語の勉強ですね

 

ニュージーランドに持ってきて良かった物、持ってくれば良かった物は何ですか?

持ってきて良かったものは文房具ですね。かなり大量に送りました。それは良かったです。こちらの文房具はあまり使い勝手が良くないじゃないですか。

あとタオルとか洋服ですかね。渡航前にはユニクロに行っておくといいと思います(笑)持ってきておけばよかった物は靴ですかね。結局こちらではサイズが合わなかったり質が悪かったりして、後からインターネットで買って実家に送てもらいました。

 

ニュージーランドで生活して日本と比べて良い点、悪い点を教えてください

良い点は、残業がほとんどなく、自分のペースで仕事ができること。あとは同僚に恵まれたなぁと思います。みんな優しくて今の環境は本当に恵まれていると思っています。 気候もいいですよね。

私、日本にいたときひどい花粉症だったんですけど、こちらに来てからは日本の春のときみたいな症状は出てないですし、私には合ってるなって感じます。オークランドは海が近くて暮らしやすいです。

私自身は、こちらにきて嫌な目にあったこともありません。 悪い点は、うーん特に思い浮かばないですね。強いて言えばモノの質とか価格の点ですかね。

 

これからニュージーランド移住・留学を行う方にアドバイスをお願いします

留学されるのであれば、覚悟して、勉強してください。私もこんなに大変だとは思わなかったです。ビザがもらえるから学校に行こうくらいで。

私は語学学校に24週通ったんですけど、専門学校に行く頃には英語ができるようになっているんだろうなって甘く思ってたところがありましたね。専門学校に入ってから本当に大変で、こんなに大変だったらもう少し考えればよかったと思ったくらいです。自分で決めたことなので乗り切れましたけど、なんとなくとか、家族についてきただけという方だと、途中で嫌になるかもしれません。もちろん私が英語が得意ではなかったからで、英語ができる人は違うかもしれないですけど、覚悟はしてきたほうがよいかな、と思います。

生活面では、あまり日本の食べ物に頼らないほうがよいと思います。日本の食べ物を日本から持ってきてなくなったら送ってもらうとかではなく、少し高くてもこちらで買えますし、無理して日本のもの買わずに、こちらのものを使って生活していくと溶け込んでいけるのかな、と。結局そのほうがお金もかからなくていいのではないかなと思っています。

 

ダウンタウンデスクの生活サポートについて何かございましたらご意見をお願いします

日本にいて、生活サポート会員になって、こちらに渡航をする前から、すごくお世話になりました。実際渡航をするってなっても、何が必要かどういう準備が必要かがわからなかったんです。自分が仕事をしていて時間がないこともあって情報収集をあまりできなかったので、ピンポイントで質問してピンポイントで答えを返してもらって、とても助かりました。

渡航してからも、まずは生活に必要な銀行口座の開設や、AT HOPカード(オークランドの交通系電子マネーカード)、携帯電話の購入などをサポートしていただき、大変助かりました。そのおかげもあって、到着直後はホテルに滞在していたんですが、かなり短期間で、5日くらいでアパートに移ることができました。日本からネットでチェックもしていたんですけど、サポートしていただいて本当に良かったです。

 

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