ニュージーランドには実践的な技術を学ぶことができる専門学校(Polytechnic、ポリテクニック)が国立、私立ともにたくさんあります。
専門学校と言うと、日本では高校卒業者の進路のひとつとしてとらえられがちですが、ニュージーランドではかなり事情が異なります。
ニュージーランド専門留学の特徴とメリット
- 授業は全て英語のため、生活や仕事で使える英語力が格段に身につきます
- 就学中は週20時間まで、クリスマスホリデー期間中は週40時間までの就労が認められてます
- 一定の条件を満たしたコースを卒業すると、オープンワークビザという就職活動を行ったり、就労することができる1年間のワークビザを申請できます
- 一定の条件を満たしたコースに入学すると、留学に同行する配偶者にはそのコース通学期間内のオープンワークビザを申請することができます
学生ビザで就学されている方の配偶者のオープンワークビザ
通常(ワーキングホリデービザ以外の)ワークビザとは雇用主が存在しその雇用主の元で働くためにニュージーランドでの滞在が許されるビザのため、その雇用主以外から給与が支払われることはありません。つまりワークビザは同一雇用主の元でのみ働くことができるビザです。(ビザシールに雇用主の社名が記載されます)
しかし、オープンワークビザではビザの期限内であれば、単一の雇用主にとらわれることなく就労が可能で、もちろん就労の義務なくニュージーランドに滞在することができる自由度の高いビザです。
お子様の授業料がDomestic student扱いになる条件
- 両親がワークビザでニュージーランドに滞在している
- 両親がニュージーランドの大学の博士号課程に学生ビザで就学している
- ワークビザの場合、法が定めた一定以上の収入がある
が主な条件となります。
その他にもDomestic student扱いになる滞在がありますが、一般的ではないので省略いたします。
その他カテゴリーは以下、New Zealand Ministry of Educationサイトをご覧ください。
http://www.education.govt.nz/ministry-of-education/publications/education-circulars/2012-circulars/circular-201201-eligibility-to-enrol-in-new-zealand-schools/appendix-c-domestic-students-time-bound/
ニュージーランド専門留学の流れ
- お問い合わせ
- 進路や希望に合わせ、適切なプランや学校をご紹介します
- 学校/プラン 選択
- 進路や希望に合わせ、適切なプランや学校をご紹介します
- 下見渡航
- ニュージーランドがどんなところか、学校はどこが良いか、海外生活って・・・?
下見をして留学を決定したい方はこの下見渡航をお勧めします。下見プランに関してはこちら
- 学校申し込み
- お申し込みの際に必要な各書類はできるだけ早めにご準備下さい。
例)最終学歴の卒業証明書、成績証明書、雇用主からの推薦状、在籍証明書、IELTS等英語資格証明など全て英文にて
- 学校入学手続き(語学学校/専門学校)
- 専門コースの入学英語基準を満たしていない場合は、語学学校から、満たしていたら専門コースに直接入学できます。語学学校&専門学校の入学手続きは無料です。各有料サポートについてはこちら
- 入学書類の発行&留学費用ご入金
- 弊社から費用明細をお送りします。その手順に従ってご入金下さい。入学書類は学校から届いたものをメール添付にてお送りします。
- 渡航準備&学生ビザ申請
- 渡航準備&学生ビザ申請
- 渡航
- ニュージーランドへ向けて出発&学校入学
- 語学学校通学
- 個人の英語力により期間は異なります
(目安:3ヶ月~1年)
- 専門学校通学
- コースにより期間は異なります(目安:3ヶ月~3年)
- さらに進学
- 大学院、その他の国へ
- 日本へ帰国
- 留学を活かして就職もしくはさらに進学
- オープンワークビザ取得
- いわゆるジョブサーチビザです。就職活動&仕事GET!
このビザが申請できるコースについてはお問い合わせ下さい。
ニュージーランド専門留学のプラン例
ご家族情報
- 30代のご夫婦と2歳のお子様
- ご主人は国立大学の文科系学部卒、IT関連企業に10年間勤務、英語力は初級程度
- 奥様は海外留学経験があり、英語力が高い
プラン | プランA | プランB | プランC |
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内容 | ご家族3人で一緒に渡航、奥様が専門コース | ご家族3人で一緒に渡航、ご主人が専門コース | 母子で渡航(ご主人は日本)、奥様が専門コース |
想定 | ※出発前に英語力は専門コースの基準に達していると想定 ※お子様の幼稚園はフルタイムで通園 |
※英語コースは1年と想定 |
※出発前に英語力は専門コースの基準に達していると想定 ※保育園はフルタイムでの通園を想定 |
2016年1月 |
ご家族3名でご出発
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ご家族3名でご出発
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母子でご出発
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2016年2月 (お子様2歳) |
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2017年2月 (お子様3歳) |
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2018年2月 (お子様4歳) |
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概算合計 海外旅行保険費用、航空券費用、ビザ申請料、サポート費用は含まれておりません |
NZ$101,800 ⇒1ドル90円で計算すると約9,162,000円 |
NZ$103,010 ⇒1ドル90円で計算すると約9,270,900円 |
NZ$92,100 ⇒1ドル90円で計算すると約8,289,000円 |
概算内訳 |
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メリット |
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デメリット |
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この表は移民アドバイザーの作成になります
コースの選び方
ニュージーランドでは一般的に「大学では、よりアカデミックなことが学べ、ポリテクニックでは、よりプラクティカル(実践的な)ことが学べる」と言われています。
よ く「ポリテクニックよりも大学のほうが就職しやすいですか?」という質問がありますが、ニュージーランドのHR(人事)担当者は卒業した教育機関がどこか というよりも、その教育機関でどのようなことを学んできたか、それをどのように生かすことができるのか、という点を重視しますので、大学だから就職しやすい、ポリテクニックだから就職口が見つかりにくい、というわけではありません。
そのため、ニュージーランドでの就学先を選ぶ際は、学校名ではなく、コース名で選び、さらにそのコースでは具体的にどのようなことが学べるか、学んだことをどのように生かせることができるのか、ということに重点を置いて就学先を選んでいきましょう。
また、将来的にニュージーランドでの就職をお考えの方は、そのコース修了後、Post-study work visa (open)の取得が可能かなど将来的な設計もお忘れなく。
ポ リテクニックは義務教育終了後の高等教育機関で、ニュージーランドには国立、私立、二種類のポリテクニックがあり、Certificateコースから Diplomaコース、Bachelor(学士号)コース、Graduate Diplomaコース、Master(修士号)コースなど、さまざまなレベルの、建築、看護、自動車や船舶(修理から設計、工学)、エンジニアリング、ビ ジネス全般、ツーリズム、ホスピタリティー、調理、IT、農業、獣医、フィジオセラピーなどありとあらゆるコースがあります。
「専門留学」といっても、コースは様々で、個人の目標に合わせてコース選びをすることが必要です。ここでは、専門留学におけるコースの種類をご説明します。
幼児教育コース
主に、ニュージーランドでの保育園、幼稚園で幼児教育の教師として働く際に必要な知識を身につけるためのコースです。保育園や幼稚園での実習授業はもちろんのこと、子どもの発達心理、教育学、カリキュラムの立て方など理論の授業も多く含まれますので、アカデミックな英語力が必要になります。
看護師コース
ニュージーランドの医療現場で働く看護師を目指すコースです。医療関連のお仕事はニュージーランドでは需要が高く、永住権につなげやすい分野の一つです。看護理論、生物科学、社会学などの分野において基礎から応用までを学び、医療現場での実習も含まれます。ニュージーランドで看護師として働くための必須コースです。
介護/社会福祉コース
高齢化社会の深刻化や人間同士のつながりの必要性が叫ばれる中、介護福祉関係のお仕事は、医療関係と同様にニュージーランドでも需要が高まりつつあります。社会福祉論、ニュージーランドの政府や法に関する知識、人間発達など理論を学ぶ社会福祉コースや、介護の現場で必要になる介護学、ケア方法、介護経営論などを学ぶ介護福祉コースがあります。
ビジネスコース
現代社会においての営業スキル、経営法、経済、会計学、事務スキル、データ解析、人材育成など幅広く学びます。卒業後の活躍の場も幅広く、英語力も上がるので帰国後のスキルアップとしても期待できるコースです。
ITコース
IT全般の知識を深めるコースです。コンピューターに関する知識を深めたり、テクニカルサポート、ウェブサイト構築、ユーザーサポート、ネットワーク技術習得などについて学ぶことができます。IT業界のプロとなるべく、基礎から応用まで幅広く知識を身につけ、実際の現場で必要とされる実践的なスキルを習得します。
ホスピタリティコース
“接客業のプロ”になるためのコースです。接客の仕方、ワインの基礎知識、カクテルの作り方、バリタになるための本格的なコーヒーマシーンの使い方、ホテルのレセプションでの対応方法など、飲食店やホテルの現場で必要になる実践的なスキルから、運営管理、営業、人材育成など経営に関する上級スキルまで学べるコースもございます。まさにホスピタリティ業界でのキャリアアップや経営を目指している方へうってつけのコースです。
クッカリーコース
ニュージーランドでプロの調理師になるために必要な食品の知識、道具の使い方、衛生管理など理論的なことはもちろんのこと、授業では調理が主な授業時間を占めることが多いです。調理だけでなく、パティシエを目指すためのお菓子作りの科目が含まれていることもあります。
ニュージーランドの専門学校留学に興味のある方は下記よりお問い合わせください