英語コラム第2回:英文メール、結びの言葉

日本で海外関係の仕事をしていた時や外資系に勤めていた時は職場で日本語と英語が6:4くらいの割合だったんですが、C.C.に日本語がわからない人が一人でも入る場合は英文メールでのコミュニケーションが必須でした。

そんなビジネスメールで、一つだけ常にこだわっていたことがあります。それが「結びの言葉」、最後の自分の名前の前に書くアレです。
「Regards,」や「Best Regards,」、シンプルに「Thanks,」と書く人もいますが、僕が必ず使うのが
 

Warm Regards,
 

です。

最初の会社の取引先でシンガポール人の担当(女性)が使っていたのをパクったんですが、
● 親しさを強調できる
● あまり使っている人がいない
という点が気に入って今でもずっとこれ使っています。ちょっと女性的な結びなので僕のようなおっさんが使うと正直「気持ち悪い」と思われるリスクもありますが、どこまで相手の懐に飛び込めるかギリギリを試すのが好きなのであまり気にしていません。(笑

 

もし相手と面識がなかったり対顧レターだったりといった理由で超フォーマルにアドレスしたい場合は

 

Yours faithfully / sincerely / truly, (主にイギリス英語)

Faithfully / Sincerely / Truly yours, (主にアメリカ英語)

 

などが適切だと思います。

 

以前一緒に仕事していた英人のおっさんはよく「Many thanks,」と「Cheers,」を使ってました。どちらもイギリス英語の匂いがプンプンしますが、Email文化が浸透してきてからはかなりカジュアルな結語も許容されるようになってきているので、比較的気心が知れた相手だとこういうのもありです。


なお、「Kind Regards,」や「Warm Regards,」のRegardsの部分は最初の単語でないにも関わらず僕のように最初のRを大文字で書く人、小文字で書く人、結構どちらも見かけます。ちなみに、最初が大文字になるのはRegardsだけで、「Yours truly」など他の結語の時に1つ目以外の単語が大文字で始まる例は見たことがありません。
 

メールって結びに限らず決まった言い回しが多いので、皆さんも気に入ったフレーズを見つけて「これが自分の書き方」というスタイルを作ってみてくださいね!