英語コラム第4回:感謝の表現

キウイは国民性が気さくなせいか、バスを降りる時なんかみんな「Thank you!」とか「Thanks, driver!」と元気に声をかけて降りていく人が結構たくさんいます。今日はそんな聞いてる方も気持ちよくなる「感謝の言葉」のバリエーションを取り上げてみたいと思います。

 

まず簡単なところから、Thanksの派生系、というか誇張した言い方で

Many thanks!

Thanks a million!

というのがあります。
「Many thanks」は後ろにfor~と繋げてメールの出だしに使ったり、そのまま結びの句に使ったり、一見くだけた表現に聞こえますが結構ビジネスシーンで使われることも多いです。
 

あと、「Thanks!」と「Thank you very much!」を組み合わせた

 

Thanks very much!

 

という言い方もイギリス英語圏ではよく耳にする気がします。

 

カジュアルな感謝の言葉と言えば、オーストラリアやニュージーランドを含むイギリス英語圏ではやっぱり

 

Chreers mate! (発音は「チアーズ、マイッ!」)
 

でしょう!Cheersは他にも「Bye!」の代わりに使われることもあります。『乾杯』だけではないんですよね。


次にもっとフォーマルな状況でよく使われる「appreciate」について。

I'd appreciate your help for ~

とか、主語を省略して


Appreciate your help for

という形で使うのが基本です。「appreciate」は他動詞なので、必ず直後に前置詞なしで目的語がきます。軽く『ホントにありがと』というような時は「I really appreciate.」ではなく

 

I really appreciate it.
 

みたいにちゃんと目的語を入れましょう。他動詞に目的語がない英語は日本人が思う以上に違和感があるので。


基本があれば応用があるわけで、これを受身形にして


Your help would be greatly / much appreciated.


とか、極めて丁寧に言い回すのであれば目的語をitで受けて仮定法を使う


I'd appreciate it if you could ~

という複雑なやつもフォーマルなメールや会話では頻出です。

最後に、僕が良く仕事で使っていた「依頼相手に断らせない」テクニックを公開しましょう。
簡単なことで、相手になにかしてもらう前にお礼を言ってしまうのです。

Thank you for your cooperation in advance.


魔法の言葉「in advance」、是非使ってみてください!