英語コラム第12回:ブリットニースピアーズ「的な」

一昔前になってしまいますが、レッドカーペットとかやってた頃のお笑い芸人で「コラム書いちゃってますけどー!みたいな感じでやってます、てーきー(的)な!」ってギャグのコンビいましたよね?名前知りませんが、あれ個人的にはかなりツボでした。

あんなに気合入れて強調することはありませんが、この『~的な』を名詞の語尾に付けて作る造語って増えましたよね?いい年して自分でもつい気付かず使ってることがあります。

英語でもこれと似たような現象があるようで、宇多田ヒカルが2回目のUSデビューした時のこの英語のインタビューを聞いていたら出てきました。

2:30過ぎに宇多田ヒカルが口走ってるんですが、Britney Spearsishで「ブリットニースピアーズ的な」という表現にしています。

どうやら他にもBritney Spearsyというバージョンもあるようで、だったらJustin Timberlakishとかもあるんだろーなー、と容易に想像できます。
試しにググってみた結果がこちら。

 

"Britney Spearsy"・・・4,630件
"Britney Spearsish"・・・1,100件
"Justin Timberlakish"・・・218件

"Britney Spearsy"に至ってはWebster'sに掲載される日も近いと思われます...言葉ってほんと生き物ですよね!

ちなみに、ダブルクォーテーションで2つ以上の単語を括ってググると、その語順で完全一致検索になるのって知ってますか?ダブルクォーテーションなしだと全ての単語が同じページに入ってさえいればすごく離れていても対象になってしまいますが、語順完全一致検索だと一気に対象が絞り込まれます。僕はこれを覚えてから英語のフレーズの正確なヒット率が飛躍的に向上し、実際にネイティブに使われる表現なのかどうかを短時間で検証できるようになりました。

これ、実は日本語でも応用が効きます。検索エンジンの検索ワード解析ロジックに詳しいわけではありませんが、単語の間にスペースが入らない日本語はダブルクォーテーションなしだと勝手に単語が分割されるみたいです。ダブルクォーテーションで入力した語順を強制することが可能になります。


それにしても、宇多田ヒカルの英語ってなんかかなり聞き取りやすいです。使っている単語や言い回しに高度なものがないためなのか、すごく「最近の若い子」の英語の話し方として参考になりますね。