日本で「壁の穴」と言えば某パスタ屋さんを思い浮かべる人も多いと思いますが、イギリスでは別の意味があります。
I'm getting some money out of the hole-in-the-wall.
(ATMでちょっと金下ろしてくるわ。)
そう、イギリスではATMの事を口語で「hole-in-the-wall」と言います。
イギリスでATMからお金を下ろしたことがある人ならご存知かもしれませんが、なんとATMは屋外で、正に壁に穴あけたような場所に設置されてます。こんな感じ。
剥き出しで、物騒なことこの上ありません。。。
一応個室とか人目に付かないところの方が危険だから、という理屈があるらしいんですが、日が暮れた後に人気のない場所で、後ろに人が立ってるシチュエーションの現金引き出しは命がけです。
ちなみに、イギリスではあまりATM(Automatic Teller Machine)やCD(Cash Dispenser)という言葉は使われません。僕が行ってた頃はもっぱら「Cash Point」と呼ばれていました。
さて、イギリス英語とは関係なくなりますがもう少し広げてみましょう。
「hole-in-the-wall」のように、いくつかの単語をハイフン「-」で繋げて一つの言葉として扱うパターンは英語で頻繁に見かけます。
She is such a get-up-and-go person.
(彼女はとても元気のいい人だ。)
This is a once-in-a-lifetime opportunity.
(これは一生に一度のチャンスだ。)
この2つの形容詞はかなり一般化されていますが、時には
He gave me a who-do-you-think-you-are sort of look.
(彼は俺を「お前何様?」って目でみやがった。)
となんかこう、関係代名詞とか使わずに強引に形容詞造ってるようなのも見かけます。
でも、こういう表現がまた英語らしくていいんですけどね。